Profile

杉浦充

杉浦充

一級建築士No. 3066545号
略歴
1994年 多摩美術大学 美術学部 建築科 卒
1994~97年 ゼネコンにて施工と設計に携わる
1997~99年 多摩美術大学 大学院 博士前期課程 修了
1999~01年 建設会社に復職 (計8年在籍)
2002年 JYU ARCHITECT
充総合計画(ジュウソウゴウケイカク)一級建築士事務所 開設
2010年 京都造形芸術大学 非常勤講師
  • (社)東京建築士会 会員
  • 建築士賠償責任補償制度(けんばい)加入事務所
  • 住宅建築コーディネーター
趣味・特技 音楽、水泳、フットサル、トランペット、家具製作など

Works

  • 地下+木造2階(slant)
    地下+木造2階(slant)
  • 内部(slant)
    内部(slant)
  • 木造3階(店舗付き住宅)
    木造3階(店舗付き住宅)
  • 木造2階(借景の家)
    木造2階(借景の家)
  • 木造2階(fold)
    木造2階(fold)
  • 内部(fold)
    内部(fold)

狭小住宅、及びローコスト住宅に関する考え

狭小住宅が通常の住宅と異なる点は、壁で囲う部屋数が少ないことです。
このことは構造的な合理性や単純化が計れる可能性を秘め、造形的に個性的で彫刻のような美しい物体(建物)と化す場合があり、チャレンジ精神が沸くものです。

手段を選ばないならば、極端に安価な住宅も可能です。
50万/坪で夏暑く冬寒くて凌ぐのが大変な住宅と、60万/坪で性能を満たした住宅、果たしてどちらがローコストと言えるでしょうか?

意匠、設備、居住性能のレベルということを抜きで単に総工事費用で謳われることが多いですが、本来ローコストとは、住まってからの満足度とかかった費用とで計られるべきものです。

ローコストとは、施工性の合理化を図る技術的なことに加え、お施主様のご要望や予算のなかでバランスを計った適正価格住宅と捉えます。

単なる安物ではなく、ご要望のなかでの優先順位を整理したうえで、コスト、生産性おのおのバランスを計り、更にその総体のバランスをいかに巧みにとれたかで、結果としてローコスト住宅という成功を生み出します。

工務店さんの段取りの良さはコストに大きく影響します。
優れた現場管理のできる工務店は余計な出費を抑えることができるために、工事価格を適正価格で請け負うことが可能です。
そして設計者との信頼関係も見積に影響する要素です。

建築資材や労務費を削ることはローコストではなくダンピングです。
実際に造る者が気持ち良く働けなければ、いい加減な工事になるばかりか資材調達に支障をきたし、欠陥になる恐れも生じることでしょう。

また希望をあきらめることで総費用が下がりますが、これは単なる断念であってローコスト化ではありません!

コンセプト

クライアントからお伺いしたご希望を一度呑み込んだうえで、いろいろな角度から想像力を働かせます。答えは一つではありません。より昇華できるような提案や良い意味で覆すような提案を目指します。

<創作理念>

幼少期から大人になるまでの記憶はその人のアイデンティティを育み、家に刻まれた成長の痕跡がそれをより確かなものへと導きます。
愛着や居心地の良さと人の記憶とは深い繋がりがあります。

場面、場面の転換のように継続していく時間の流れを失い目まぐるしく過ぎていく現代社会では、体裁良い表面的な「ニセモノ」素材で身をまとう建物が蔓延っています。
人生という流れの記憶を受け容れることのできる、「現代の住まい」を共に創造していきたいです。

最近のマスコミ取材

  • 日本TV:「人生が変わる1分間の深イイ話 ~住まいのこだわりスペシャル」 2012年6月
  • エクスナレッジ:「最高にステキな[間取り]の図鑑」 2012年2月
  • 日本TV:「スッキリ!!スッキリハウジング」 2011年5月,2010年8月
  • リクルート:「Goodリフォーム」 2011年7月,2010年7月
  • BS朝日:「辰巳琢郎のの家物語~リモデル☆きらり」 2008年10月
  • アシェット婦人画報社:「モダンリビング」 2008年5月
  • BS朝日:「空間日誌 ~ A Life With A View」 2007年11月
  • BS朝日:「STYLEBOOK 空間日誌」 2007年10月
  • 第一プログレス:「LiVES Vol.33」 2007年5月
  • 新建築社:「新建築」 2003年5月