Archive for 2009年6月

クライアント面談No.17

本日ですが、午後より新規にて土地を購入されたクライアントの方の面談がございました。

東横線沿線で、有名な住宅地になります。
そこで、シンプルで、明るい狭小住宅を希望されホームページを見て、お電話頂きました。

今回、紹介した建築家ですが、杉浦事務所の杉浦宏幸氏になりますが、偶然ですが、お客様が現在、お住まいのマンションの近くに、20年程前ですが、杉浦氏もアパートを借りて住んでいたそうです。

ですので、おいしい定食屋、かつ屋さん、又、パン屋さんの話で、ひとしきり盛り上がりました。
更に、偶然ですが、お客様の奥様のご実家が地方にあり、とても広い敷地に180年ほどの歴史がある建物にお住まいで、その土地で、杉浦氏自身も以前、大手のゼネコンに勤務していた際に、ホテルの設計に関わり、1年ほど滞在したことがあるとのことでした。
偶然とはいえ、不思議な気がします。

ですので、今回の狭小住宅のご提案もなにかのご縁ですので、ぜひ素敵なプランが出ることを期待してしまいます。
杉浦さん、ぜひ良いプラン、お願いします。

言葉と感性

今から20年程、前でしょうか。
ラジオ番組で、おそらくFM東京あたりかと思いますが、当時よくロック関連の新譜を流すコーナーで、渋谷陽一というデイスクジョッキー兼音楽評論家がおりました。

ある日、彼の担当コーナーに、小説家の黒井千次氏が招かれて、ロックに関しての対談を放送した記憶がございます。
何気なく、二人の話を聴いておりましたが、DJと小説家の言葉の選択、言葉の概念が全く相違していることが分かりました。

当時、機関銃のようにしゃべりまくる、渋谷陽一の言葉のなんと表層的で、内容がないかという点を痛烈に理解させられたといっても、過言はないでしょう。

ロックとは、無縁かと思われた、黒井千次氏の言葉が非常に重くて、かつ繊細でした。
おそらく、あの時、渋谷陽一は、自分の限界を感じたのではないかと思いました。

黒井千次氏、1932年生まれ、同じ世代に、石原慎太郎、五木寛之氏などがおりますが、戦後、新世代とも言われておりました。
渋谷陽一氏、1951年生まれ、戦後の新感覚世代の走りでしょうか。

この二人の言葉に対する姿勢の相違は、どこから来るものなのでしょうか。
携帯とかネットとかでは、培えない、その人のみが感じる世界が、本当は身近にあるのでは、と教えらる気がした、20年前の対談でした。

では、本日はこれまで。

| 2009/06/04 14:12 | その他 | この記事のURL |

自邸狭小住宅プロジェクト(モグラハウス)No.11

皆様、こんにちわ。
すでに、6月2日となり、梅雨も近いこのごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、先日モグラハウス敷地の近隣の方とお合いした際のお話に関してと、本日出た、敷地の地盤調査結果に関してのご報告です。

今回の敷地、近隣の方がたですが、以前より住まわれている方がほとんどとのことでした。
以前は、周囲は竹林と畑で、2階からでも見渡せることができた自然環境で、静かな土地柄だそうです。
最近は、お洒落なアパートも出来て、今回この敷地、資材置き場に本当に住宅が建つのか、その話で話題となっているそうです。
もちろん、私が狭小住宅の代表者で、狭小住宅専門のサイトを展開していることなど、初めての経験だと思います。

そうでしょうね、普通の人から見れば、モグラハウスの完成イメージは、まず出てこないと思います。
その上、中庭まであるといったら、非常にビックリされておりました。
更に、外部に窓は、極力とらず、外に閉じて、内に開く空間構成ですと、話したら、さらにビックリ!

ですので、オープンハウス時には、ぜひ、見せてほしいとのリクエストも頂きました。
ぜひ、ご覧くださいというお答えをして、話が終了しました。又、お会いできる日が楽しみです。

次に、地盤調査の件ですが、スウェーデン式サウンデイング試験の結果が出ました。
結論からいうと、概ね、地盤は良好でして、敷地奥の一部分が土を取り替える必要有りとの判断でした。
おそらく、費用も10万とか、そこいら辺ですむようです。

以上、本日のモグラハウスの報告です。
次回は、ローン付けと、最終図面、確認申請に関してです。
ぜひ、次回もご期待ください。

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